防水デジカメ Canon Power Shot D30 を釣り糸で吊ってチヌを撮影できるか?

2015/10/12更新 とうとうチヌの撮影に成功しましたよ!

ええ。狙ってましたとも。

なにせこのデジカメ、世界最深クラス、ハウジング無しでの25メートル防水。メーカー発表の時から思ってたんです。

堂浦の水深は深いところで10ヒロ、15メートル。こいつなら、
動画撮影オンにして釣り糸で吊るして海中に投入すれば、海底を撮影できるな。ヒヒヒ

メーカーの人も想定外の釣りバカ の巻

Canon デジタルカメラ Power Shot D30 PSD30

釣り人ならすぐ考えそうなもんですが。鉄○DA○Hみたいな記事タイトルだ。

防水デジカメ Canon Power Shot D30 をご存知でしょうか。

数年前にレンタルして試した「うみなかみるぞうくん」は何かとおおがかりだったし(「うみなかみるぞう君、試したよ」)、これなら単なるデジカメだから持ち運びも楽、荷物も増えないし。

飽きてもデジカメが残るだけでしょ。
これはもう、買うしかない。「最後は金目でしょ?」

発売日の翌日にヨドバシ梅田店に行ったところ、キヤノンの人が居たので、僕の想定した使い方は出来るのか、聞いてみました。

電車「これって、釣り糸で吊って・・・以下省略」
担当「(その考えはなかったわ・・)」
担当「え、ええ。できると思いますけどそういった用途は推奨していないですね。」
電車「そうですか~。まあ、やってみないとわからないですよねぇ(・∀・)」

はい。ということで、いつもの堂浦・谷井渡船の9番屋形を初陣の舞台に選びました。

水中映像撮影、成功!

魚居ねー

魚いねー(※画像はaviから起こしたjpg)

撮れる。海底映像、取れましたよー

さすがに一投目は緊張しましたが。でも。魚がいない。まあ4月だし、ちと早かったかね。もっと魚影が濃くなった頃試すとしましょうかね。常連さんに見せたら割と興味津々。

こんなバカなことを真剣に取り組めるのもイカダ釣りの良いところだと、心底思いますね。(イカダ釣りの魅力について

で、この日は丸ボーズだったんですが、不思議と納得してたりして・・・

暖かくなった頃やってきたのは、和歌山は衣奈の中長渡船。マリーナ筏。さすがに、抜群の魚影を誇る衣奈。

あ、カワハギ。

あ、カワハギ。

あ、ボラ。衣奈・中長渡船の海底は綺麗な砂地だ。

ボラ。中長渡船・マリーナ筏の海底は綺麗な砂地だ。

いとも簡単にカワハギ、ボラの撮影に成功しましたー
でもチヌの撮影はできず・・・。実際この時釣れなかったしね・・・。

次は若狭本郷・金丸渡船。

若狭本郷・金丸渡船の海底は貝殻がいっぱい。

金丸渡船・大浦筏の海底は貝殻がいっぱい。好奇心旺盛なカワハギ。

結局この時もチヌの撮影は出来ませんでした。小チヌが釣れたんですけどね・・・。

いちいち上げ下ろししてモニタを見るの面倒くさいぞ。

大方の予想通りというか・・・

チヌの時合が来た!?というときに、カメラ付きの竿に持ち替えて、海に沈めて、引き上げて、モニタを確認する。この間の約3分ぐらいが、とてももったいないというか、面倒くさい。

あと、水中の撮影モードが、どうにも接写向きみたいで、広い範囲が撮影できず、ダンゴの煙幕の向こうにいるであろうチヌ殿を撮影できないんです。

結局試すこと数回、今に至るまでチヌの撮影には成功していません。

じゃあ、この Power Shot D30 、速攻ヤフオク出品?かと思えばそうでもないんです。

初めての場所で、海底の様子をつかむのにとても便利なんですね。
「底は貝殻だらけやからちょい浮かして目立たしたほうがいいんけ?」
「海藻があって変なアタリになるときがあるな」
チヌ釣り歴8年にして未だ初心者の僕には結構ありがたかったりして。

あと、エサ取りの種別を釣り上げずとも確実に判別できます(当たり前)。なので、新しい釣り場には必ず持って行きます。

ウインドミルの’チェックにも。

ウインドミルのチェックにも。

さらに僕の場合はソフトボールのピッチング練習のフォームチェックに役立ってて・・・
暴投して跳ね返ったボールがあたっても余裕の耐衝撃性を持ちますのでね。

そうこうしてるうちに、シマノから素晴らしい水中カメラが発売されちゃいました。その名も「スポーツカメラ」。そのまんまですやん。

なんとスマホにwifiで海底の様子を飛ばせる。つまり、カメラを沈めたまま、スマホで様子を確認できる。Power Shot D30の最大の弱点、「リールを巻いて回収してチェック」の行程が不要。(厳密にはPower Shot D30自体の弱点ではない。)

単体では10メートル防水ですが、ハウジングケースをつけると60メートルいける。アンコウでも撮れってことか。

これらはまだ使ったことがないですが、シマノのこと、いいものに決まってるでしょうねー

機会があればあっちも試してみたいと思ってますよ。ヘヘ。

まとめ。

チヌ釣り用途で Power Shot D30 は買いか?
次の4項目に当てはまるなら、ありかもしれません。

  1. いちいち専用の装備を用意するのが面倒だ。
  2. 普段からデジカメを釣り場に持っていってる。
  3. 海底のイメージを明確に掴む程度でいい。
  4. 野球とかゴルフとかスポーツをしててフォームをチェックしたい。

本格的に水中撮影したいなら、スポーツカメラマリンハウジングでしょうね。

動画、アップしておきました。

百聞は一見にしかずですよねぇ。
水中の音まで撮れるのが面白いですよね。



それではみなさま、引き続きより良いイカダ釣り・チヌ釣りライフを!